今季最強の寒波が襲来した影響で、きょう25日(木)も日本海側を中心に大雪が続きます。積雪がさらに増える所が多いため、交通障害に警戒をして下さい。被災地では雪の重みによる家屋の倒壊に注意が必要です。

25日(木)正午の雨・雪の予想

　きのうからは名古屋周辺や宮城県などにも雪雲が流れ込み、仙台では午前6時の積雪が13センチとなりました。太平洋側は昼頃まで雪が降りやすいため、引き続き路面の凍結などにお気をつけ下さい。 　日本海側は午後も雪が降り続き、大雪やふぶく所があるでしょう。次第に上空の寒気が抜けていくため、西日本の日本海側では夜にかけて降る範囲が狭くなりそうです。

24時間予想降雪量

　あす朝までに予想される24時間の降雪量は、東北で60センチ、北陸などで50センチとなっています。降り方は徐々に落ち着きますが、北日本ではあさってにかけても降りやすいでしょう。積雪がさらに増えるため、交通障害に警戒をして下さい。万が一の立ち往生に備え、車の中に食料や毛布を積んでおくと良さそうです。 　被災地では地震の揺れで家屋に損傷を受けているため、雪の重みによって家屋が倒壊するおそれがあります。崩れやすい建物には近寄らないようにして下さい。

25日(木)の天気と予想最高気温

　きょうは関東など太平洋側では晴れる所が多く、東海なども午後は晴れ間が出そうです。関東は空気が非常に乾燥するため、火の取り扱いにご注意下さい。 　けさは全国的に冷え込み、東京でも氷点下を観測して今季初めての冬日となりました。 　日中もあまり気温が上がらず、最高気温は西日本や東日本でも10℃に届かない所が多いでしょう。強い北風が吹くため、体感的には数字以上に寒く感じられそうです。万全な寒さ対策をなさって下さい。 （気象予報士・小林雅美）