“座って接客”はアリ?ナシ? 店側は『印象悪化を防ぎたい』 一方、客は「別に不快感はない」
「失礼に見えないか」など客の反応を心配していたそうですが… 【買い物客】「イスあるんや~とは思ったけど、だからって不快感はない。自分の立場やったら楽やろうなと思うし」 【買い物客】「いいと思います。やっぱしんどいもんね。私も立ち仕事やったから、着圧ソックスとか履いてた。休憩のときは足あげたい~みたいなね」 今のところ、否定的な意見は来ていないそうです。
店員を雇う側にとっても、良い効果が出ているということです。 【MEGAドン・キホーテ神戸本店来栖正大店長代理】「腰に負荷がかかるアルバイトの方が大勢いて、実際に体調崩したり、辞める人がいた。イスを導入する前より、そういった理由で辞めるスタッフは少なくなった。(求人の)プラスの要素にはなると思う。打ち出していけたらなと思います」
■導入を試みるも「不評」の職場も
一方、このスーパーは以前、イスの導入を試みたそうですが…。 【フレッシュマーケットアオイ内田寿仁社長】「実際に座っている姿はあまり見なかった」 大阪市阿倍野区にあるフレッシュマーケットアオイでは、レジ仕事の合間に少しでも座ってもらおうと、イスを試験導入しました。 しかし、店員からは「不評」だったそうです。 【店員】「イスがあっても休憩するわけではないし、お客さんとの目線も違ってしまうので、ない方がいいのかなと思う。今までの流れに慣れてしまっているので、かえってそこに違う流れを入れると、違う筋肉を使う。そうなるとちょっとしんどい」 一度は断念しましたが、内田社長は「座ることなどで負担がない状態で、働くことができる職場の環境を整えたい」と考えています。 【フレッシュマーケットアオイ内田寿仁社長】「(現在は)立ってレジを打つのが前提の仕組み。社会的な考え方も、機材そのものの考え方も、座ったままが前提の社会になれば、抵抗なくみんながやってくれるようになると思う」 レジや接客を座ってすることが「当たり前」になる時代は、いつになるのでしょうか。