(写真左より) JTマーヴェラス・吉原知子監督、田中瑞穂主将、NECレッドロケッツ・小島満菜美主将、金子隆行監督 (c)JVL

『V・レギュラーラウンド』全勝JTマーヴェラスの完全優勝か、『皇后杯』連覇NECレッドロケッツのV2か。3月2日『2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ』ファイナル前日会見が実施された。決戦を前にJT・吉原知子監督と田中瑞穂主将、NEC・金子隆行監督と小島満菜美主将が意気込みを語った。 【PHOTO】そのほかの写真 吉原監督「『いよいよこの日が来たな』という思いで非常にわくわくしている。あとは準備したことを出し切れればいいと思う」 田中主将「まずは明日のこの舞台に立てることを感謝して、1点1点全力でやり切って、全力で喜んで、悔いのない戦いをしたい」 金子監督「このファイナルの舞台で優勝をかけて戦えることを感謝したい。我々2チームでエキサイティングなゲームをして、明日熱いゲームをできればと思っている」 小島主将「この舞台に立てる感謝の気持ちを持って、この試合を見たみなさんに『バレーは楽しい』と思ってもらえる試合をできればと思っている」 相手の印象を問われた両主将はこのように答えた。 田中「NECさんはフロアディフェンスが強く、それぞれのスパイカーの攻撃力も高いので、そこをいかに崩せるか。自分たちもそこに負けないよう粘り強く攻撃を展開できればと思っている」 小島「JTさんは個々のポテンシャルが高く、組織として動けるのが強いと思うので、自分たちとしてはそこを崩していきたい」 この1週間準備してきた点はこうである。 田中「自分たちのバレーの精度を上げる。相手の対策もしつつ、自分たちがやるべきことをやろうと徹底してきた」 小島「何度も対戦してきたので、お互い相手のことはわかっているので、相手の対策よりも自分たちがやってきたことを出すための準備を今週1週間やってきた」 両監督は今季のチームの成長した点を振り返った。 吉原監督「今季は始まった時から1試合1試合成長していこうと目標を掲げてやってきて、自分たちの課題や修正しないといけないポイントを自分たちで見つけられるようになったことにチームの成長を感じる。明日で終わりではなく、もっと成長していかないといけないチーム。お互い最高のパフォーマンスをして、お客さんが熱くなるゲームをしたいと思うが、まず明日はここまで成長したことを出せれば」 金子監督「リーグを通してフィジカル面は最高の状態にあり、チームの自信になっているので、過信にならず、明日ぶつけたい。ラグビーではないが、明日はお互いに準備したことをぶつけてノーサイドを迎えられたらと思う」 一発勝負のファイナルのポイントを聞かれると、両監督は次のように返答した。 吉原監督「ひとりでやるスポーツではないので、誰かが調子が良かったり、誰かが調子が悪かったり、25点を取るまでいろんなストーリーがあると思うが、全員がひとつになって戦うことが大事」 金子監督「ファイナルという特別の舞台だが、特別のことをしないことが大事。特別なことをせず、自分たちがやってきたことを出せるような環境に私が持っていくことが大事」 果たして、JTの3年ぶり優勝か、NECの連覇か。V1女子『V・ファイナルステージ』の結末はいかに。『2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ』ファイナル・JTマーヴェラス×NECレッドロケッツは3月3日(日)・高崎アリーナにて開催。チケット発売中。試合の模様はNHK BSにて生中継。