なでしこジャパンのニルス・ニールセン新監督「世界チャンピオンに返り咲ける」
日本サッカー協会(JFA)は18日、なでしこジャパン(日本女子代表)のニルス・ニールセン新監督の就任会見を行った。 53歳のデンマーク人指揮官は、1993年からオーデンセBKのU-17男子で監督としてのキャリアをスタートさせた。その後2013年から2017年までデンマーク女子代表監督を務め、同国をFIFA欧州女子選手権2017で準優勝に導いた。スイス女子代表などを率いた後、昨季からはマンチェスター・シティWFCのテクニカルダイレクターとして活躍していた。 なでしこジャパン初の外国人監督なったニールセン氏は「トロフィーを掲げるために就任した」と意気込み語った。 「JFAから連絡をいただいたときは光栄だった。まさにこれがやりたかったことだ。これまで積み上げてきた基盤のうえに、さらに積み上げるチャンスをいただけたことは監督冥利に尽きる」 「(なでしこジャパンは)常に優勝を狙えるチームだ。しかしトロフィーを掲げることは、一人の力では難しいだろう。チーム全員で力を合わせ、一丸となることで世界チャンピオンに返り咲ける」 なでしこジャパンは、今夏に行われたパリオリンピック後に2021年10月から指揮を執っていた池田太前監督が退任。10月に行われた韓国女子代表との親善試合では、佐々木則夫女子委員長が監督代行として指揮を執っていた。 53歳の新監督について佐々木女子委員長は「人間性が豊かで、いまのなでしこを熟知し、課題を把握しています。この監督に『ぜひ優勝してほしい』と思える人間味のある方です。チャンピオンになってほしいと思い、オファーをさせていただきました」と人間性を高く評価した。 通算10回目の開催となるFIFA女子ワールドカップブラジル2027年に向けて動き出した新生なでしこジャパン。ニールセン新監督の初陣は2025年2月にアメリカで行われる『2025 SheBelieves Cup』のオーストラリア女子代表戦となる。