破れた“5連覇”の夢に、松本直美が堪えきれなかった涙「悔しさを次につなげ、代表では世界一に」|フットサル
11月28日から12月1日にかけて、フットサル日本女子代表候補国内トレーニングキャンプが高円宮記念JFA夢フィールドにて行われた。 【画像】女子Fリーグ第15節ベスト5一覧 2021年の初招集以降、日本女子フットサル代表の主軸として戦う、バルドラール浦安ラス・ボニータスの松本直美。 「走・攻・守」の基礎能力の高さと鋭いシュートは、須賀雄大監督からも信頼され、今や“なでしこ5”に欠かせないアタッカーとして重宝されている。 約8カ月ぶりの代表活動でも、中国女子代表のゴールを幾度となく脅かし、12月1日に行われた第2試合目には待望の1ゴールを決め、柔らかな笑顔を見せた。 しかし、取材中に今シーズンのリーグ戦について話が及ぶと、表情が一変。 5連覇が潰えた、11月12日のSWHレディース西宮戦での敗戦。2週間が経っても悔しさは薄まることなく、松本の目からは涙があふれた。
どの選手とも合わせられるように
──4日間の代表活動を終えて。 久しぶりの活動でしたが、またこの舞台でプレーできることはすごくうれしいです。それと同時に、この先に向けて責任や自覚をもっていきたいなという気持ちです。 ──初招集2人と、久しぶりに選ばれた選手も含め少しフレッシュなメンバーになりました。印象は? ポルトガル遠征の時とはまた違うメンバーでセットを組むことが多く、難しいこともありました。それでも、この4日間でどれだけ合わせていけるかを考えていました。今日もセットプレーではいい形でチャンスシーンをつくれていたと思うので、引き続き、どの選手とも合わせられるような選手になりたいです。 ──中国女子代表との2試合はどうでしたか? 1戦目は1本目に出る機会が多かったですが、仲間がチャンスメークをしてくれていたにも関わらず、決め切ることができなくて……。その分、第2戦目は「もっと積極的に狙っていこう」という意識して入りました。 結果、相手に当たる形にはなりましたけど、ゴールを決めることができましたし、昨日よりはいい試合ができたんじゃないかなと思います。でも、警戒していた相手のパワープレーで失点してしまったところは、 もう少し練習で詰めていかないといけないです。 ──昨日は2本目のセットが点を動かしていました。別のセットで1本目から出ていた松本選手としては、そこでの悔しさも? 仲間の活躍なのでもちろんうれしかったです。ただ、ファーストで出ている以上は、しっかり点を取って次につなげないといけないので、求められていることをもっとピッチの上で体現していきたいです。
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