高野連、2部制の総括は時期尚早 課題を検証、選手や監督には好評
暑さがピークとなる時間帯を避け、試合を午前と夕方に分ける「朝夕2部制」が、開幕から3日間に限って導入された。選手や監督からは好評で、懸念された運営面でも目立った混乱はなかったが、日本高野連の関係者は「すぐに何かを言えるわけではない」。時期尚早として、現時点での総括を控えた。 午後6時52分に試合が始まった第1日の第3試合は、9時36分に終了。ナイターで試合に臨んだ選手は「日中に比べたら涼しい。試合後の疲労感も軽減されていると思う」などと語った。 昨夏から採用された五回終了後の10分間の「クーリングタイム」は、急きょ大会途中から、午後4時以降に始まる試合でも設ける措置が取られた。それでも、脚をつる選手は続出。選手に熱中症と疑われる症状が出たケースが58件あった。さらなる暑熱対策が急務と言える。 今回の「朝夕2部制」は、1日3試合の日で行われた。主催者は4試合での2部制を模索する。この試みは、来夏の甲子園大会でも継続する意向を示している。