「ウクライナNATO加盟」をめぐり米国の議論に見逃せない変化
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丸1年を経た ロシア・ウクライナ戦争 は、春から夏にかけての戦況が天王山となり、秋以降は来年の米露両国の大統領選をにらんで、「 政治と外交の季節 」に入るかもしれない。戦場となったウクライナにとっても、2度目の冬を迎えるのは苦痛だ。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が「今年を勝利の年にする」と何度も強調する背景に、年内に決着を付けたい思惑が透けて見える。 停戦交渉が行われる場合、最大の難関はロシアが支配する領土の線引きと、戦後のウクライナの安全保障をどう確保するかだろう。
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名越健郎