高森町出身Jリーガー萩原選手、高森町を表敬訪問「夢を与えられる選手に」
松本山雅FCが12月18日、ホームタウンの高森町を訪れ、2024シーズンの活動報告を行った。(飯田経済新聞) 【写真】サインをする萩原選手 来季、高森町初のJリーガーとなる高森中学校出身、松本山雅FC-U-18所属、松本蟻ケ崎高校の萩原正太郎選手も同行して壬生照玄町長を表敬訪問した。冒頭、J2昇格を懸けたカターレ富山との一戦の話になり、同社の小澤修一社長は「言葉では表現できない悔しさだった。悔しさをバネに成長してしきたい」と話し、壬生町長は「ここまでできたのだから自動昇格で上に行くのを期待したい」と返した。 高森町出身の萩原選手は小学校3年のときに松本山雅FCが運営するスクールでサッカーを始め、同クラブU-12、アディ飯田フットボールクラブ、同クラブU-18を経由し競技経験を重ねてきた。高校のサッカー部には所属せずに、来季からトップチームに昇格が内定した。萩原選手は「正直うれしい。まずは一日でも早くピッチに立って活躍する姿を見せたい」と話し、「MFとして得点に絡むプレーで活躍したい」と意気込みを見せる。目標は「トップチームの菊井悠介選手」。「休みの日は古着屋に行ったり、おいしい定食屋を探しに行ったりして楽しんでいる」とも。 壬生町長は「部活動の地域移行によってクラブチームの位置付けも変わる。若い人にチャンスがあることを示してくれた。いきなり大活躍は難しいが、いい手本として町が応援したくなるような愛される選手になってほしい」とエールを送る。 同クラブのアンバサダーの鐡戸(てつと)裕史さんは、萩原選手について、「自分の置かれている状況を冷静に捉えて、自分に何が足りないか分析して落とし込み、コツコツと努力できる選手。プロとしての姿勢が大きなポイント。長い目で見ながら山雅で長く活躍できる選手になってほしい」と期待を込める。 最後に萩原選手は「高森町をはじめ長野県の子どもたちに後ろ姿を見せ、夢を与えられる選手になりたい。応援よろしくお願いします」とあいさつした。
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