東電が福島第1「波高計」調査結果を報告(全文3)その後の影響は新潟県の技術委で議論
時系列に沿って何が起きたのか検証すべきでは?
テレビ朝日:テレビ朝日の吉野です。倉澤さんがおっしゃっていたことと同じなんですけども、ちょっとかなり紋切り型な回答のされ方だと思いますね。もうちょっと自体は細かい話でして、波形シミュレーションからいって、これは東京電力の刑事裁判でもいろんなところでも出てますけれども、波っていうのは4号機、3号機、2号機、1号機の順に到達している。にもかかわらず、鈴木先生の調査報告書を読みますと、15時36分25秒という時間帯に2号機も3号機も共に過電流が記録されている。これはいったい何か、津波では間尺に合わないのではないかということで、この鈴木先生は仮説をお立てになられまして、これを読む限りにおいて、要は震災の揺れによってポンプに異常が来したのではないか、そこから漏水が始まったのではないかというような仮説を立ててらっしゃるんですね。 だから倉澤さんがおっしゃるように、これは非常に微妙な時間帯なので、こういう紋切り型の回答をされるのではなくて、やはり時系列に沿って何が起きたのかというのをやっぱりきちんと検証していかなきゃいけないものだと思うんですけど、そのぐらいの作業はできるんじゃないでしょうか。 高橋:今回公表させていただいたのは、津波到達位置がずれていた、それによって津波到達が若干変更されますという、ここまででございます。その後の影響については先ほどご案内のとおり、新潟県の技術委員会と議論されていくというふうに考えております。 テレビ朝日:別にそんな怒らなくてもいいんで、もうちょっと冷静にですね。だけど技術委員会のほうにも東京電力としては説明に上がらなきゃいけないわけでしょう。 高橋:ええ、これから上がる予定でございます。 テレビ朝日:その際はきちんと、私たちに対してこんな紋切り型の説明してるんじゃなくて、もうちょっと技術委員会の方にはきちんとした資料を出されるわけですね。 高橋:それで結構です。 テレビ朝日:だったらわれわれにも出してくださいよ。要望ですよ、それは。よろしくお願いします。以上です。 司会:じゃあ東京会場は最後の質問として。じゃあすいません、まずそちら。