小島よしおが「兄が反抗期。どう対応すればいい?」と悩む小6に伝えたい、「そっと見守る」方法とは?
■そっと受け止めて、見守る いろんな人の経験や、脳のしくみ、反抗期が起きる理由を知って、よしおが考えた作戦は「そっと受け止めて、見守る」。お兄ちゃんは、まだこにゃこの知らないステージに進んでいて、がんばっている最中。まずはそんなお兄ちゃんのことを「がんばっているんだなあ」って認めて、受け止めてみない? 今回のことでこにゃこは「自分にもこういう時期が来るかもしれないんだな」って知る機会にもなったはずだから、「ありがとう、お兄ちゃん」とも思ってくれたらうれしいな。 そして「反抗期とはなにか」を、ぜひ親御さんにも共有して、親御さんがもし「勉強しなさい」とか「お手伝いしなさい」とかを頻繁に言葉にしているようだったら、「お兄ちゃんこういう状態だから、ちょっとその言葉減らしてみない?」ってこっそり相談してみるのもいいかも。 親御さんとお兄ちゃんがケンカしているところとかを見るのもこにゃこはつらかったりするのかな。そういうときは、変に間に入ろうとはしないほうがいいのかな、って思う。後輩芸人に「親ときょうだいがケンカしているときどうしていた?」って聞いたら「じっと見ていた」って言うんだ。よしおは「おお、それはいい選択だな」って思った。こにゃこがどっちかの味方をしたらどっちもつらくなると思う。だから、あえて「見守る」っていうのはいいなあ、って。 「見守る」っていうのは、無視しているわけじゃなくて、一緒の時間を共有しながらも口出しはしない、って感じかな。無視と見守り、一見起きている現象は同じかもしれないけど、受け手の印象は全く違うと思う。ケンカが始まったら現場にいながら、声はかけずにそっとしておいて、誰かが何か話してくれるときは「そうか、そうか~」と耳をかたむける。そばにいること自体が大切な気がするよ。 学校で友だちに「昨日母ちゃんに反抗しちゃってさ……」って話すことも少ないと思うからね。きょうだいであるこにゃこがそっと見守ってくれていたら、お兄ちゃんは安心するかも。