楽天の三木谷氏が携帯参入で会見(全文2)運用コストは40%削減可能
コネクティビティーを超えたデジタルイノベーションを可能に
最後に、もう少しお話ししたいことがあります。これはなぜ実現できたのか。楽天が持っている企業風土はほかにはないものだからです。この組織がとても素晴らしい、優れているんです。常にこの話はさせていただいておりますけれども、この次のシリコンバレーは日本で起こるんではないかと思っています。これは非常にスペシャルなものの始まりです。極めて多用化されたチーム、日本人のチームが28人の外国人と共に、仕事をし、そしてこういったことを実現しようとしています。とても誇りに思っています。 最後に、どんなことが予想されるのかをお話しします。つまりこの影響は、インパクトはどんなものなのか。無線アクセス、そして素晴らしい設備投資のコスト削減、30%のコスト削減が可能です。また運用コストは40%の削減が可能、また単一障害点がありません。完全に仮想化されているんです。データセンターにおける遅延は極めて低くなっています。また、単純化されたハードウエア、またエンドユーザーの観点からは、この世界は、今、処理量の話をしていますが、スループットの話をしていますけれども、この理論的なピーク、スループットというのは、20から30ミリセカンドの遅延があります。しかし皆さんYouTubeで見てみてください。5Gのテスト、世界中で行われているものを見てみてください。 そしてこの遅延の測定値を見てみてください。19から30ミリセカンドなんですが、5Gがなければ。この遅延においても世界記録を私たちは達成しているんです。非常にお客さまにとっても重要です。そして目の前にある、この基地局、誰かと話をしたいと思ったとき、1つの基地局を10時間で開始させることができます。それは優秀な人の場合なんですけれども、楽天の回線は自動化されていますから、8分にこの時間を短縮しています。 ですからデジタルイノベーション、コネクティビティーを超えたデジタルイノベーションを可能にしました。これが最終消費者にとっても非常にメリットとなると思います。10月に実現した暁には、このような革新を実現していきたいと思っております。皆さま、お時間を頂戴いたしまして、ありがとうございました。 司会:それでは続きまして、楽天モバイル株式会社代表取締役社長、山田善久より10月に開始するサービス概要についてご説明させていただきます。それではよろしくお願いいたします。 【書き起こし】楽天の三木谷氏が携帯参入で会見 全文3に続く