豊昇龍「上を目指して」 綱とりへ始動、16戦全勝
大相撲初場所（12日初日・両国国技館）で大関琴桜とともに横綱昇進に挑む大関豊昇龍は3日、東京都墨田区の出羽海部屋で行われた出羽海一門連合稽古に参加し「番付が大関で終わるわけではない。上を目指して頑張る」と抱負を述べた。 新年初稽古の豊昇龍は幕内の豪ノ山、平戸海らを相手に16戦全勝。鋭い出足と突き、押しが光り「自分の動きに注意した。いい感じで稽古できた」とうなずいた。元日も休み返上でてっぽうに励んだそうで「押し相撲には一番いい。押した後に腕が伸びる」と話す。 琴桜への意識は「ない」としつつ、初場所に向け「一日一番に集中していけば優勝がついてくる」と綱とりへの意欲をみなぎらせた。
