今なら1万円ちょっとで買える、パソコンの端子が一気に増えてiPhoneも使いやすくなる「7in1の充電ハブ」
色々使える便利もの。 【もっと写真を見る】
MacBook Airのような薄型軽量ノートパソコンは、持ち運びにはいいんだけど、本格的に使おうと思うと端子の不足を感じるんだよなぁ。パソコンを使っているとそんな課題に直面することはあるはず。 そんな時は、ポートリプリケーターやUSBハブを接続するのがいい。市場にはそれなりの種類があるが、その中でも便利に使えそうな製品を発見。それがベースアステクノロジーズジャパンの「Mag Pro2 Qi2ワイヤレス充電器内蔵ハブ」(以下、Mag Pro2)だ。 ベースアス(Baseus)とは聞きなれないブランドかもしれないが、それもそのはず、日本に本格的に上陸するのはこれからだ。ただし、海外ではそれなりに実績を積んでいるブランドであり、Mag Pro2も、クラウドファンディングサイトMakuakeでの先行販売という形をとっている。 Mag Pro2 Qi2ワイヤレス充電器内蔵ハブとは この製品のポイントは、合計7種類もの外部入出力端子を利用できるハブでもあることだ。MacBook Airのような、端子を割り切ったPCとの相性はもちろん抜群。それに加えて、USB-C端子を装備したスマホから出力した映像を外部ディスプレーで見るといった使い方もできる(スマホがDisplay Port Alternativeというモードに対応している必要あり)。 仮に、本体にUSB-C端子しか持たないPCを使っていたとして、この製品を接続すれば、フルサイズのUSB 3.2(10Gbps)対応のデバイスを2台、USB 3.2 Type-C対応のデバイス(10Gbps)を1台ずつ接続できるようになる。さらに、HDMI出力(4K60Hz対応)やSDメモリーカードスロットやmicroSDメモリーカードスロットも装備。デジタルカメラで撮影した画像を簡単にパソコンに取り込める。 これをデスクサイドに置いておけば、ノートパソコンの画面を快適に作業できる外部ディスプレーの大画面に出力。この状態でメモリーカードからデータを読み込み、USB接続のSSDにバックアップを取るといったことが簡単にできるわけだ。 もう一つのポイントは、このデバイスが電力供給機能も持つということだ。USB充電器(パソコンに付属しているものなど)を別途用意して、このMag Pro2につないでおく必要があるが、簡単に言えば、上記のような使い方をしている際にも、パソコンの充電がどんどん進んでいくわけだ。 さらに、磁石もついているので、MagSafe対応のiPhoneであれば、マグネットで円形の部分に吸着させてスタンドのように固定しながら、パソコンとiPhoneの両方を同時に充電できることになる。 充電できる電力はパソコン側(本体から出ているUSB-Cケーブルにつながっている機器)が最大65W、スマホ側が最大15W(最新のiPhoneなど、Qi2対応の機器でワイヤレス充電を使っている機器)。これは85W以上のUSB充電器を上流に接続している場合だ。 なお、電力についてはUSB-C端子やUSB-A端子に接続した機器に対しても給電できるが、最大4.5Wという制限がある。また、背面にある100W入力の端子は、形こそUSB-C端子の形状だが、外付けのUSB充電器をつなぐための入力専用のポートであるため、ここに機器をつないでも充電はできない。 このように少し注意点はあるのだが、幅と奥行きが75mm、高さが58mmとかなりコンパクトなサイズに収まっており、ディスプレーの接続やパソコンとスマホの同時充電など、最近のデスク環境ではぜひ欲しい機能を、ケーブルの取り回しや機器の置き場所に頭をあまり悩まずに、気軽に利用できるのは快適だ。 LEDで点灯する前面のボタンは、画面のオン/オフにも利用できる。ちょっと離席する際に、作業中の画面を見せたくない場合などに有効だ。また、USB-C端子を装備した最新のiPhoneであれば、Mag Pro2を経由して外付けのSSDにデータをコピーしたり、ディスプレーに画面を出力したりできる。 パソコンの不便を解消するとともに、スマホとパソコンを机の上に整理して置く、場合によってはスマホの機能も拡張していきたいと考える人にいいデバイスだ。MagSafeに対応して、スタンド付きのワイヤレス充電器は増えてきているが、この機能とポートリプリケーター機能の両方が利用でき、価格的にも1万円を少し超える程度に収まっている。興味を持った人は、Makuakeのサイトをチェックしてほしい。 文● HK 編集●ASCII