志田/松山ら五輪選手が躍動、男子は開幕から大波乱 | S/Jリーグ 2024 開幕戦レビュー
また、埼玉大会の男子では、日本リーグ時代の2014年以来10シーズンぶりの優勝を狙うNTT東日本が、1部初昇格の大同特殊鋼に3-0で勝利。シングルスでは、2018年、2019年の世界王者、桃田賢斗が出場。日本代表を引退した5月の男子国別対抗戦トマス杯以来となる公式戦で勝利を挙げた。男子Sブロックは、ジェイテクトとNTT東日本が2強。割り込みを狙う3番手争いが想定される直接対決は、日立情報通信エンジニアリングが3-0で金沢学院クラブを破った。
大会第2日の最注目は、女子Jブロックの「ACT SAIKYO vs 再春館製薬所」
S/Jリーグの試合は、第1ダブルス、シングルス、第2ダブルスの2複1単。ブロック戦は、勝点(勝利1、敗北0)の合計で順位を決定。勝点で並んだ場合の順位決定方法が今季から改定され、マッチ数の得失差、ゲーム数の得失差、ポイントの得失点差、取得ゲーム率(徳ゲーム数を全ゲーム数で割った値)、当該チーム対戦成績の順で順位を決定する。TOP4は、どちらかが2勝した時点で対戦を終える(2-0の場合、第2ダブルスを行わない)。
大会は、11月3日に第2日を行う。最注目は、山口大会で行われる女子Jブロックの再春館製薬所とACT SAIKYOの一戦だ。同ブロックの2強で、勝者はTOP4進出に大きく前進できる直接対決となる。シングルスでは、山口茜(再春館製薬所)と宮崎の日本A代表対決が実現する可能性がある。また、ダブルスでもパリ五輪銅メダルの志田/松山が正規ペアで2日連続の起用となる可能性もあり、豪華なメンバーによる熱戦が期待される。ACT SAIKYOは初日に第1ダブルスの佐藤/田口が勝利したが、第2ダブルスの水津優衣/大澤陽奈は敗戦。再春館製薬所を相手に、第1、第2ダブルスを入れ替えて戦う可能性もあり、オーダー発表から注目される。
女子Sブロックは「北都銀行vsNTT東日本」のサバイバルマッチに注目