志田/松山ら五輪選手が躍動、男子は開幕から大波乱 | S/Jリーグ 2024 開幕戦レビュー
埼玉大会で行われる女子の北都銀行とNTT東日本の一戦は、大混戦が予想される女子Sブロックで上位を追う権利を争うサバイバルマッチになりそうだ。同ブロックは、連覇を狙うBIPROGYが充実の陣容を誇り、頭一つ抜けた存在。初日は3-0で山陰合同銀行を破り、強さを示した。初日に勝利を挙げた岐阜Bluvic(昨季まで丸杉バドミントン部として活動。今季からクラブチームに変わり、チーム名を変更)が2番手候補となりそうだが、このブロックは力量差のないチームがひしめいており、上位に食い込もうとする争いと、残留マッチを強いられる最下位を避けようとする争いが区別なく展開されそうだ。
北都銀行は、昨季4位で実績では上位候補だが、今夏2大会連続の五輪出場を果たした松本麻佑と永原和可那がペアを解消。松本は、第3戦の秋田大会後にチームを離れることが決まっており、大きな戦力ダウンを強いられる。松本の在籍中に勝利を重ねたいところだが、初日はレゾナックに1-2で敗れた。NTT東日本は、初日で岐阜Bluvicに0-3で敗戦。こちらも上位を追うには落とせない状況。第2日の対戦を落とした方は、早くも窮地に立たされることになる。
男子Sブロック「日立情報通信E vs 東海興業」は重要な一戦に
もう一つ、埼玉大会第2日で行われる男子Sブロックの日立情報通信エンジニアリングと、東海興業の一戦も重要度が上がった。NTT東日本とジェイテクトの2強が想定されたが、初日でジェイテクトが黒星。勝った東海興業は、2強に割り込む可能性が出てきた。第2日で3番手候補の日立情報通信Eを破れば、TOP4進出の可能性が大きく膨らむ。上位に食らいつける戦力を有する日立情報通信Eは、充実のダブルス陣を中心に連勝を飾って上位候補との対決に向かいたいところ。2強崩しの候補となる2チームの直接対決も目が離せない。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部