ドジャースまたも「ぜいたく税」対策 T・ヘルナンデスも年俸6割超が“後払い”に 今オフも積極補強が実現
テオスカー・ヘルナンデスがドジャースと結んだ再契約の詳細が明らかになった。契約内容は3年6600万ドル(約104億円)だが、米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者によると、年俸の6割超が後払いになるという。 【動画】優勝セレモニーで涙!T・ヘルナンデスが大観衆の声援に感極まる 同記者は自身のXで、契約金として2300万ドル(約36億円)が支払われるとし、1年目の年俸1000万ドルのうち750万ドル、2年目も年俸1200万ドルのうち800万ドル、3年目も1450万ドルのうち800万ドルが後払いになると報じた。 また、2028年は球団オプションで年俸1500万ドルで、行使されなければ650万ドルを得ることができるという。 昨オフには、大谷翔平が10年7億ドル(当時1014億円)で契約し、年俸7000万ドルのうち6800万ドルを後払いにしたとして話題となった。 ドジャースはこの後払い方式で大型補強を行うことができ、今オフも、サイ・ヤング賞を2度受賞したブレイク・スネル、マイケル・コンフォルト、キム・ヘソンの獲得など積極的な補強を進めた。 まさに大谷が生み出したといっていい後払い方式は、年俸総額の一部の支払いを退団後に回すことで、毎年の「ぜいたく税(年俸総額の規定額を超えた球団に対する課徴金)」の負担を減らせるという球団にとって大きなメリットとなる。去就が注目されていたT・ヘルナンデスにも、この方式が採用されたことになる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]