進化し続けるヨーグルト 歯科医推奨“ロイテリ菌”入りや水分を切ったグリークヨーグルトって?
5月15日はヨーグルトの日! 日本で発売して以来、市場を拡大し続けているヨーグルト。その最前線を取材しました。 【写真17枚】ヨーグルト注目“ロイテリ菌”とは? 写真を見る
並んでも食べたい!「グリークヨーグルト」
渋谷・神宮前の建物の前にできた行列。 今、女性たちが並んでも食べたい話題のヨーグルト、それが「グリークヨーグルト」。 まるでクリームのような少し硬めのタイプです。 グリークヨーグルト専門店「APTIMO」 店員: (グリークヨーグルトは)ヨーグルトを極限まで水を切ったものになります。 余分な水分を抜いて凝縮させることでクリーミーで濃厚になったグリークヨーグルトに、お好みのスイーツやグラノーラなどをトッピングしたメニューが女性に大人気。 SNS映えするカワイイビジュアル、さらに水分を抜くことから高タンパクで健康や美容に良いと、韓国で話題になり日本でも専門店が増えているんです。
売り上げを伸ばし続けるヨーグルト
明治 発酵マーケティング部 須川裕介氏: (ヨーグルトは)今いろんな食べられ方や飲まれ方をしていて、これからもますます成長していくのではと思っています。 ここ数年、ヨーグルト全般の人気が高まりを見せ、市場規模はこの10年ほどで700億円近くも上昇しています。 日本ではなじみ深いブルガリアヨーグルトは発売開始から50年。 1970年、大阪万博のブルガリア館で紹介されたことをきっかけに、日本で開発が進められ1973年から販売。 当初は牛乳パックのような、容器で販売されていましたが、1980年代には、容器が「フルオープンタイプ」になり、ヨーグルトを残さずスプーンですくいやすくなりました。 1996年には特定保健用食品の表示許可を受け、健康食品としても注目を浴び、2010年代になると健康志向の高まりで市場はさらに拡大。健康効果が期待される商品が近年のヨーグルト人気を支えてきました。 街のスーパーをのぞいてみると。 横山ルリカ情報キャスター: あ、いっぱい並んでいますねヨーグルト。最近色々種類ありますよね。 ヨーグルト売り場に並んでいたのは約50種類。そのうち、健康効果が期待できるというヨーグルトは半数以上に上ります。 60代女性客: 免疫力がアップするのかなと思って…どうせ食べるんだったら、色々(体に)良い方がいいかなと思って。 女性が手にしたのは、健康な人の免疫機能をサポートするというヨーグルト。 80代男性客: 腸をはじめ、体にいいと聞いているもんですからそれを信じて。長年これ(ヨーグルト)でやっているんで習慣です。 こちらの男性は、乳酸菌が胃の負担を和らげるのを助けるというヨーグルトを、毎朝欠かさないといいます。 他にも、効果は人によりますが花粉などの不快感を緩和するものや血圧を下げる事が期待されるものまで…多くの人が手に取っていました。