【証言・北方領土】国後島・元島民 池田英造さん(3)
今回の首脳会談は期待していない気持ちがある
――12月15日に首脳会談を控えていて、何か前進するかという捉え方もありますが、どういうふうに感じ、どういうことを期待しますか。 俺は期待してない。期待してないっていうのはね、おまえ、うそだろう、と言われればうそになると思うけども、今、プーチンさんと安倍さんが山口県でやるわけでしょう、2人で。これにさ、学者たちがね、2島だとか、半分だとかって騒いでるわけでしょ。ばかでねえかと思うよ。何ほど偉いと思ってんだ、って言いたくなる。国のトップ同士が決めようとするものに、邪魔してるわけでしょ。トップになったらやれるのかっていう気持ちあるよ。あんな学者たちいる中、プーチンさんも安倍さんも決めがたいものあると思う。俺、2人には、やろう、って腹はあると思う。 プーチンさんも2年かい、任期。安倍さんもそうでしょう。次期やっぱりなりたいでしょ、2人とも。下手なこと言えねえよ。だから、俺がトップだったらね、2人の、絶対だめよ、という約束の中で、次期このポストについたときにね、口開こうっていう約束してほしいな、って願いある。今やったんじゃ、雑音で潰されるから。そうすると、長期政権についたら、恐ろしさないわけでしょ。やってほしいなと思うしね、やるんじゃないかっていう期待。 っていうのはね、恐らく日本からもそういう話行ってると思うけど、今、中国が世界一になろうとしてるわけでしょ。世界一になったらね、ロシア惨めだよ。それで、日本が「シベリア開発は日本に任せれ、そうでないとロシア終わりだよ」っていうところまで話できるかどうか。そういう話したらね、絶対、トップ同士の2人まとまると思う。