「自分は白だ!」も「潔白証明は?」ドーピング疑惑を完全否定した平本蓮の緊急会見で残った疑問と告発者を擁護した“陰謀論”とは?…すべてはRIZINの検査結果に委ねられる
また注射器を使って接種した怪我の回復に効果のある薬についても「怪我の回復を早めドーピング検査に違反しないと言われた。医者ではなく詳しいことは分からないが、フィジカルトレーナーを信頼して使った。アスリートとしていくら信頼するトレーナーから(の推薦)とはいえ、自分で調べる必要があったんじゃないかとは思う」と語り、それ以上の詳しい説明はなかった。平本の持つ認識とは違うかもしれないが、任意のドーピング検査を実施しているプロ野球のNPBでは、たとえニンニク注射などであっても、許可なく注射、点滴などの行為を行った場合はドーピング違反の一種とみなされ処罰される。本人は「今後は丁寧にしていきたい」と振り返っていたがRIZINとの朝倉戦の契約時にドーピング検査の実施が伝えられていたのだから、あまりにも脇が甘すぎる行為だ。 平本の急激な肉体の変化に疑念を抱く声もある。だが、その質問に関しては興奮気味に猛反発した。 「10週間をすべて(フィジカルトレーニングに費やせば)当たり前にでかくなる。筋トレをしたことはない?10週間すればわかりますよ」 細かいトレーニングメニューについては「トレーナーの企業秘密」として明かさなかったが、「今後の試合でも素晴らしい結果でRIZINを引っ張っていこうと思う。朝倉未来戦があったから、1日3部練を死ぬ気でこなしてきた。それに嘘はひとつもない」と続けた。 平本は日本に比べてドーピングに関するノウハウなどが広がっている米国など海外修行の機会が多いが、過去に「そのような現場も見たこともないし、そのようなやりとりが話にあったことも一度もありません」と断言した。 「僕は(ドーピングなど)なくても勝てるタイプの考え。昔の格闘技と今の格闘技は別モノ」 そして間接的にではあるが騒動に巻き込むこととなった朝倉には真摯にこうメッセージを送った。 「試合自体は自信を持って正々堂々と戦った。でもこのような騒動が出て引退をかけて戦ってくれた朝倉選手や陣営にはご心配をおかけしたと思います」 朝倉は「負けたら引退」の決意で、平本との大一番に臨み、その後、改めて引退を示唆している。再戦の可能性について聞かれた平本は「いつでも何回でもやります」と即答した。
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