店や会社を次の代に引き継ぐ「事業承継」について、経営者と承継を検討している人を繋ぐイベントが、きのう（11月27日）山形市で開かれました。 日本政策金融公庫がオンラインで開いたこのマッチングイベント。 海苔店や宿泊施設など県内4つの企業の経営者が承継を検討しているおよそ100人に事業内容などをＰＲしました。 「事業承継」の相手探しは企業名を匿名にすることが一般的ですが、このイベントでは迅速な成立につなげたいと企業名などを公表して実施。 経営者たちは大切にしてきた事業への思いを熱心に伝えていました。 【杉山海苔店　杉山栄治社長】「最初に開けた袋と一番最後に開けた袋では味が変わる。注文いただくのを予想してほんの少しだけ焼いて納めるようにしているので、そこだけは継いでほしい」 日本政策金融公庫では今後も事業に興味を持つ人と引き合わせるなどして、承継成立を目指すということです。