ソフトバンク笹川 秋季C合流 日本シリーズの経験生かして“実りの秋”へ
ソフトバンクの笹川が筑後市の秋季キャンプに合流し、ロングティーなど打撃練習を中心に汗を流した。今季4年目で初めて日本シリーズに出場。成長著しい背番号44は「自分のスイングができなかった。ホームランは今のままじゃ打てないと思った。フォームなのか、意識の問題か、探し続けていきたい」と貴重な経験を生かして実りの秋にすると誓った。 日本シリーズでは第4戦でスタメン起用され、初安打と初盗塁をマーク。守備では本塁生還を阻止する補殺も記録した。「大舞台でも気持ちが変わることなく、緊張せず普段通りにいけたのが良かった」。ただ、第5戦は1番で起用され4打数無安打2三振と悔しさも味わった。「当てにいこうとしていた」と反省。2軍時代から指導を受ける小久保監督からは「来年はチャンスあると思うから。しっかり(練習を)やって過ごしておけ」と宿題を出され、やる気がみなぎっている。 今季は6月に1軍デビューを飾り、阪神との交流戦で初本塁打もマークした。「何とか今年は爪痕(インパクト)は残せたと思う」。来季は最低でも1軍定着を目指す。「開幕から残れるように頑張りたい」。そのためにも持ち味の打撃をさらに磨く。 (杉浦 友樹)