久常涼「悔しい」自己最高3位で来季シード確定 アーロン・ライ初優勝
◇米国男子◇ウィンダム選手権 最終日(11日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7131yd(パー70) 【画像】崖っぷちからのパットはこう打ちます 前日までの悪天候によるスケジュールの乱れで、決勝に進んだ全ての選手が36ホール以上をプレーした最終日。アーロン・ライ(イングランド)が4位から出た最終ラウンドを6バーディ、ボギーなしの「64」でプレーし、通算18アンダーでツアー初優勝を遂げた。 マックス・グレイサーマンが通算16アンダーの2位。2つのイーグルを奪うなど後半13番までに21アンダーとして首位を独走していたが、14番(パー4)で痛恨の「8」をたたき、初優勝を逃した。 ツアールーキーの久常涼が最終ラウンドを6バーディ、3ボギーの「67」とし、J.J.スポーンと並ぶ3位で終えた。米ツアーでの自己最高位。年間ポイントランキングは107位から83位に上がる見通しで、次週からのプレーオフシリーズ進出(ランク70位以内が条件)は逃したものの2025年シーズンのシードを確定させた。 ホールアウト後、中継局のゴルフネットワークのインタビューで「最後のボギー(18番)が悔やまれる。悔しいです。優勝しか(ランク)70位に入れなかった。きょうは流れが良かったのでチャンスはあったが、自分の実力不足で取りこぼした」と振り返った。 「(来季シードを付与されるランク)125位以内は決まったので、来年に向けて少しでも順位を上げていきたい」と話し、今年の残りは9月に始まるフォールシリーズのほか、欧州ツアーにも出場するという。 終盤が日没以降にずれ込んだ中、通算11アンダーで最終ホールを迎えた最終組のマット・クーチャーがティショットを左に曲げた後にプレーの持ち越しを選択し、ホールアウトしなかった。12日(月)に1人だけプレーする。