激安EC「Temu」、ベトナムでサービス一時停止に ベトナム当局が命令、自国企業保護との見方も
■東南アジア各国に危機感 Temuは2023年8月から東南アジア市場への進出を開始し、まずフィリピンとマレーシアでサービスを立ち上げた。ところが、2024年7月に3カ国目のタイに進出すると、激安商品を中国から直販するTemuのビジネスモデルが自国の中小零細企業の商売に深刻な打撃を与えると危惧する声が、東南アジアの各国で高まり始めた。 それを意識したのか、Temuは2024年10月にベトナムに進出した際には、派手な宣伝やマーケティングを控えていた。
「ベトナム政府が越境EC事業者に法令順守を求めること自体は間違っていない。その裏に自国企業保護の意図があったとしても、Temuの一時的な事業停止は理不尽とまでは言えない」 現地事情に詳しいある関係者は、財新記者の取材に対してそう語り、今回の措置はベトナム政府が対策を練るための時間稼ぎになるとの見方を示した。 (財新記者:包雲紅) ※原文の配信は12月16日
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