静岡県民の健康増進へ「やさかなプロジェクト」 キユーピーなどイベント
静岡県おさかな普及協議会(静岡県漁連)、キユーピー、静岡県が共同で推進する「やさかなプロジェクト」は11月3日、買い物客を対象にしたイベント「おいしく食べよう!お魚とお野菜」をマックスバリュ沼津南店で開催した。 「やさかなプロジェクト」は、静岡県民が月一回以上プラスして魚と野菜を食べる習慣をつけることで健康的な食生活を送ることを目指した取り組み。静岡県は全国6位の漁業生産量を誇る一方、静岡市と浜松市の水産物の年間購入量は全国平均の2万gより約2000g少ない。1人当たりの野菜摂取量も全国平均を70g以上下回っている。 プロジェクトでは水産物の消費拡大に向けて制定したさかなの日にあわせて野菜と魚を同時に食べる「やさかなメニュー」を県民に提案。県民の健康増進をサポートする。3日のイベントではマグロとカット大根に「テイスティドレッシング 和風香味たまねぎ」をかけた試食メニューの提供やキユーピーとの写真撮影会が行われ、家族連れ客も楽しんだ。 16日にはビッグ富士4店(笠井街道店、浜北店、駿河店、清水町店)で試食イベントを開催。23、24日にツインメッセ静岡で開かれた「産業フェアしずおか2024」にも出展。また11月中は2週間、静岡県庁の東館食堂で8月に選定したやさかなメニューを提供した。 プロジェクトには静岡県の販売店7社(マックスバリュ東海、ビッグ富士、遠鉄ストア、杏林堂、田子重、富士屋、ヒバリヤ)が協力。メーカーはキユーピーのほかにサラダクラブ、ハウス食品、はごろもフーズ、カゴメらが加わった。取り組みを強化するために、さらなる企業の参画を呼び掛けている。 キユーピー静岡営業所担当課長の影山智史さんは「野菜と魚を一緒に食べていただくことで、野菜の栄養素だけでなく魚のたんぱく質も摂取できる。当社にとってはドレッシングの汎用性の拡大にもつながる。マヨネーズもかつおなどの魚と相性が良い。静岡県はわさびの一大産地でもあることから来春にはわさびマヨによる食べ方を提案したい」と話した。