石破茂首相、今度は寝坊か 副長官「コメント控える」 時の首相の遅刻話は珍しくないが…
青木一彦官房副長官は3日午後の記者会見で、同日早朝に行われた国会答弁の勉強会に石破茂首相が遅刻したと一部で報じられ、「ご指摘のような報道は承知しているが、コメントは差し控えたい」と述べるにとどめた。首相の体調を案ずる質問については、「首相は多忙極める毎日を送っているが、健康状態に何ら問題はないと承知している」と答えた。 【比較してみる】若干フサフサに…。左が11月27日午後の石破茂首相、右が12月2日午前の姿 首相はこの日、衆参両院本会議で自身の所信表明演説に対する各党代表質問を控え、首相公邸で午前6時に官僚を交えた勉強会が予定されていた。開始は約20分遅れ、理由について「(首相が)寝坊したのは間違いない」(周辺)と報じられた。 一方、時の首相の〝遅刻話〟は、石破首相に限った話ではない。 令和3年11月5日の閣議は4分遅れて開催された。岸田文雄首相(当時)の官邸到着が15分ほど遅れたためとみられる。菅義偉首相(当時)は同年8月9日に長崎市で開かれた長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に1分遅刻し、それぞれ物議を醸した。 ただ、石破首相を巡っては、やや時間にルーズな面も否めない。 首相就任前は衆院本会議場に定刻より遅れて入る場面が記者団にたびたび目撃された。安倍晋三首相(当時)との一騎打ちに敗れた平成30年9月の総裁選の直後、石破首相支援に回った同僚議員に対する慰労会にはメーンホストであるにも関わらず、遅れる場面が相次いだ。(奥原慎平)