エムバペとヴィニシウスの”共存”は可能なのか――【現地発】
クバルシやフェルミンなどまさに多士済々の五輪代表
コンビネーション面にまだ課題を残すエムバペ(右)とヴィニシウス(左)。(C)Getty Images
EURO制覇にパリ五輪の金メダルと、スペインフットボールが隆盛を極める一方で、国際大会に多くの主力を送り出したビッグクラブが、難しいシーズンの開幕を迎えている。王者マドリーでは、エムバペとヴィニシウスの共存問題も大きなテーマになりそうだ。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2024年9月5日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― パリ五輪に挑んだ男子サッカーのスペイン代表が、32 年ぶりに金メダルを獲得した。ジョゼップ・グアルディオラやルイス・エンリケらを擁した、自国開催の1992年バルセロナ五輪以来の快挙である。少し古い話題になってしまうが、ここで触れないわけにはいかないだろう。 フランスとの決勝は前半を3-1で折り返しながら、地元ファンの後押しを受ける相手に土壇場(90+3分)で追いつかれる難し
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