穴がない大阪桐蔭 国学院久我山は投手陣がカギ センバツ準決勝
第94回選抜高校野球大会は30日、浦和学院(埼玉)―近江(滋賀)、国学院久我山(東京)―大阪桐蔭の準決勝2試合が行われる。13時半開始予定の第2試合、国学院久我山と大阪桐蔭の試合の見どころを紹介する。 【94回センバツ】今大会のホームラン ◇大阪桐蔭、先発は川原が濃厚 大阪桐蔭が投打で優位に立つ。準々決勝は大会タイ記録の1試合6本塁打で好右腕の米田を擁した市和歌山を圧倒した。2打席連続本塁打を放った1番・伊藤、6打席連続安打中で今大会9打数7安打の4番・丸山、2試合で計5打点の7番・星子ら打線に切れ目がない。2試合で長打を16本放っており、破壊力も抜群だ。広島商との2回戦が不戦勝だったため、投手陣も疲れが少ない。先発は準々決勝で登板がなく、中5日で臨める右腕・川原が濃厚。鳴門(徳島)との1回戦は140キロ台の直球で1失点完投した。左腕・前田や右腕・別所も控え、守備も2試合で無失策。攻守とも穴が見当たらない。 国学院久我山は右腕・成田に加え、渡辺、松本慎之介の両左腕の出来が鍵を握る。大阪桐蔭は鳴門の左腕・冨田から3得点と打ちあぐねただけに、両左腕の継投で粘りたい。打線は準々決勝で2ランを放った4番・下川辺に好機で回せるか。計6失策と守備に不安を残すが、大阪桐蔭を相手にミスは禁物。先手を取り、相手を焦らせて接戦に持ち込めば勝機が生まれる。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。