「人生の中の1番の思い出」スキージャンプ高梨沙羅が帰国 フライングヒルに感激
スキージャンプの高梨沙羅選手が27日、海外遠征から帰国。「後半になるにつれて、自分の思っていることが体現できるようになってきたかなと思うので、来年につながるような締めくくりができたんじゃないかな」とシーズンを振り返りました。 【画像】シーズンインへ意気込みを語った小林陵侑選手(左)と高梨沙羅選手(右) 今季、W杯での優勝はなく、総合順位は9位。それでも、2月にドイツで開催された大会では130.5mの大ジャンプで2位。自身の持つW杯通算表彰台記録を115回に伸ばしています。 また、今季のW杯では、女子で初めて、ジャンプ台の規模が大きな“フライングヒル”が導入。「夢に見ていた舞台なので、そこに行くワクワク感と緊張感があった」といいます。 「本当に緊張していて(伊藤)有希さんもずっとそばにいて、励ましてくれて。(丸山)希ちゃんも下で待っていてくれて、(岩佐)明香ちゃんも(一戸)くる実ちゃんもずっとサポートにいてくれて」と周囲のサポートに助けられたという高梨選手。「すごく心強く飛ぶことができたので、私にとってはすごく…人生の中の1番の思い出になるような経験」と振り返りました。 初めてのフライングヒルは6位。「来年はK点を越えられるように、まずそこまで到達できるように頑張りたいと思いますし、見ている人たちを笑顔にできるようなパフォーマンスをしたいなと思います」と笑顔を見せました。 今季は、伊藤有希選手がW杯で2度の優勝、さらに51歳の“レジェンド”葛西紀明選手が、4季ぶりにW杯に復帰するなど話題も多かったジャンプ界。 「私も一緒に(W杯を)回らせていただいていて、すごく刺激にもなりますし、そういう先輩たちのかっこいいジャンプを見て、私もそういうパフォーマンスができるようにならなきゃいけないなと思っているので、それを身をもって感じられたシーズンでもありましたし、とても学びの多かった遠征になった」と語りました。