“黄金世代と新世代の融合”を見せられるか ベルギー代表デ・ブライネが初戦に向けて意気込みを語る
今大会の注目チームの1つ
日本時間の18日深夜1時にEURO初戦を迎えるベルギー代表。初陣の相手となるのはスロバキア代表だ。 ベルギーは、スロバキア、ルーマニア、ウクライナと同居するグループEの首位通過が濃厚と考えられている。ここまではグループステージ突破に重要となる初戦で苦戦する強豪国も見られており、ベルギーといえども油断は禁物だ。 そんななか、ベルギーの司令塔であるケビン・デ・ブライネ(32)は英『BBC』にて「チームは準備ができているし、良いプレイをするエネルギーに満ちていると感じている」と初戦への意気込みを語った。さらに自身の調子については「1月に怪我から復帰して以来、全体的には順調だと思う。ほとんどの試合に出場し、良いレベルでプレイできた。だから今は気分がいい。この大会でベルギーが好成績を収められるよう貢献したい」と話している。 ベルギーの注目ポイントは黄金世代と新世代の融合だ。2018年ロシアW杯で3位に輝いたベルギーはエデン・アザール(33)、ロメル・ルカク(31)、ティボー・クルトワ(32)、ドリース・メルテンス(37)など黄金世代と言われる選手たちが中心であった。もちろんデ・ブライネもそのうちの1人だ。 今回のメンバーにもデ・ブライネ、ルカク、アクセル・ヴィツェル(35)、ヤニック・カラスコ(30)、ヤン・ヴェルトンゲン(37)、トーマス・ムニエ(32)、ユーリ・ティーレマンス(27)といった黄金世代が選ばれているが、ベテランとなった選手もおり、全盛期ではない。 そのため大事となってくるのは今勢いのある新世代の躍動だ。今季7ゴール10アシストのジェレミー・ドク(22)と今季14ゴール14アシストのヨハン・バカヨコ(21)の両ワイドは今大会屈指の爆発力を誇り、他にもロイス・オペンダ(24)、アマドゥ・オナナ(22)など楽しみな若手も多い。さらに29歳ではあるが、アーセナルで充実のシーズンを送ったレアンドロ・トロサールもベルギーにはいる。 選手層はかなり豪華なベルギー代表。黄金世代と新世代がどのような化学反応を起こすか、楽しみではあるが、まずは初戦のスロバキア戦で勝利を飾れるか。
構成/ザ・ワールド編集部