サッカー中国代表、アジア最終予選突破に向けて新帰化選手が1月デビュー予定か。戦力と競技力の向上は「帰化が最善の手段」
サッカー中国代表は、新たな帰化選手を迎えることによって、アジア最終予選悲願の突破を画策しているようだ。中国メディア『SOHU』は、中国サッカー協会が迎える可能性の高い帰化選手と選手がもたらすであろう最終予選における戦いへの影響について論じていた。 【順位表・組み合わせ】W杯アジア最終予選(3次予選) 中国は、アジア最終予選で日本代表に0-7、サウジアラビア代表に1-2、オーストラリア代表に1-3と3連敗。第4節のインドネシア代表との試合を2-1で制したが、得失点差でグループC最下位に落ち込んでいる。しかし、2位から4位は勝点5で並んでおり、今後の試合の結果によっては中国が目指す4位でのプレーオフ出場に近づく可能性がまだある状況だ。 同メディアは、「最近の中国チームの成績は、最初の4節でわずか1勝3敗と理想的とは言えなかった。理論上はまだ予選通過の望みはあるが、現在のチーム全体のレベルを考慮すると、この目標は非常に厳しいものとなる。したがって、戦力の向上と競技力の向上が最優先課題となっており、選手の帰化がその目標を達成するための最善の手段の一つであることは間違いない」と、新帰化選手の存在が今後の鍵を握ると強調。 そして、「中国男子サッカーチームから新たな帰化選手の加入が決定したという朗報が届いた。それがセルジーニョだ。セルジーニョの帰化手続きは最終段階に入っており、公式発表まであと一歩となっているようだ」と、過去に日本の鹿島アントラーズでプレーしていた経験もある中国リーグ・長春亜泰所属のMFセルジーニョが帰化に近づいていることを伝えていた。なお同選手は、今季リーグ戦23試合に出場して8ゴール8アシストを記録している。 そして、「来年1月に正式に帰化を完了し、同月に代表デビューの機会を得る」と言葉を続け、「すべてが順調に行けば、彼は予選4試合で代表チームとしてプレーすることになるが、これは間違いなく素晴らしいニュースだ。セルジーニョの加入により、サッカー代表チームの出場権獲得への期待は大幅に高まるだろう。23試合で8ゴール8アシストという素晴らしいパフォーマンスは、彼の強さと可能性を改めて証明した。中国男子サッカー界に新たな活力と変化をもたらすことが期待される」と、同選手に対して期待を寄せるコメントを残していた。
フットボールチャンネル編集部