一番面倒なのは“夫への引き継ぎ”。ママOFF旅行直前、感謝すべき夫に舌打ちしたくなった理由
40歳。個人差はあるでしょうが、40代という大台に突入するとき、この年齢に多少なりとも「う……」と圧のようなものを感じる女性は少なくないのではないでしょうか。 【漫画】ママOFF旅行直前、母が困惑した「息子のセリフ」とは… "Age is just a number."(年齢はただの数字)という名言には納得できる一方で、日常のふとした瞬間に、どうしても年齢を意識してしまうことが増える。外見のちょっとした変化、健康への意識、そして自分を取り巻く環境など……。 現在39歳のミモレ編集の山本。30代を惜しむ気持ちがフツフツと湧いたとき、なんとなくChatGPTに聞いたら、なんと「40歳まであと100日」でした。
「フットワークが軽い人」の特徴
様々なタイミングが重なり、晴れて1週間の4人ママOFF旅行が決まった夏の終わり。 10代からの友人が4人集まり「本気でママのスイッチをOFF」にすると、ちょっと凧の糸が切れたようなテンションに(良い意味で)。思考がどんどん自由に、どこまででも行けるような気分になり盛り上がった結果……。 当初はパリ旅行の予定が、「どうせなら子連れでは絶対に行けない旅にしよう」と、スペインのイビザ島まで足を伸ばすことになったのです。 「早く行きたいなら1人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」 これは昔から好きなアフリカの諺なんですが、まさにこの通りになったと言えます。 もし私1人だったら、いくら昔からの憧れの地であっても移動に24時間以上かかり、土地勘もなく情報も少ないイビザ島へ行く計画はさすがに浮かびません。 続々と旅の仲間が増え、計画が充実していく様子をそばで見ていた他の友人が「まるで桃太郎みたいな旅だね」と言ってくれましたが、まさに。私の日程に合わせて、それぞれフライトを予約してくれたみんなのフットワークの軽さには驚くばかりでした。 ちなみに「フッ軽=フットワークが軽い」 と一言でいうとシンプルですが、今回の旅行を経てこの言葉の奥の深さを考えさせられました。 大人が「フッ軽」になるためには、おそらくいろんな力が必要だと思います。 時間、経済力、決断力。もっと解像度を上げると、例えば、ある程度の仕事を調整する能力・信用・コミュニケーション能力・家族への交渉力・家族の自立力・自分の自立力・経済力・決断力・リサーチ力・自由時間を捻出する力、そして、それらを最大限発揮するための日頃の行い……などなど。ただノリがいい、というわけではないはず。 もちろん、他に優先すべきことを投げ出して無理にフラフラするのはまた違う話ですが、「ここぞ!」というときには思い切ってフットワークを軽くできるようにしていたいなと今回の旅で実感。すると得られるものも大きいから。 みんな涼しい顔でイビザ集合しましたが、女1人でヨーロッパの島に辿り着くのって結構な工数と気合が必要ですよね。40代、ミドルエイジに突入し歳を重ねても「フッ軽力」は磨いていきたいと強く思いました。 (ちなみに今回の旅は私が発案で友人3人が私の都合に合わせてくれたうえ、私はスペイン語スピーカーの1人とほぼ一緒に移動していたのでだいぶ楽をしています)
山本 理沙