【シュートボクシング】海人、GLORY3位にKO宣言!「倒すことは絶対条件」=12.26
12月26日(木)東京ドームシティホールで開催される格闘技イベント『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT- GROUND ZERO TOKYO 2024』の試合前インタビューが主催者を通じて届いた。 大会のメインイベントでGLORYライト級3位ゲリック・ビレット(28=フランス)と対戦するSB世界スーパーウェルター級王者・海人(27=TEAM F.O.D)は「倒すことは絶対条件であり、倒す倒さないで今後も変わってくる」と語った。 【動画】海人が見せた左フックの鮮烈KO! 当初は、GLORYライト級1位のエンリコ・ケールとの対戦が予定されるも、ケールの負傷によりモハメド・ブタザに変更。しかしブタザも負傷したため欠場となり、代替選手としてビレットとなった。 急遽の相手変更に海人は「残念だなと思いましたが、怪我したということなので仕方ないと思うし、次に決まったビレットも強いので、気持ちをしっかり切り替えて準備しないとあかんなと思っています」とコメント。 ビレットの印象については、「インファイトだなと。前回10月に戦った(ダビッド・)キリアっぽい戦いをしてくる印象があります。今回もいろいろ試したいことがあるので、それをやりつつ、倒すことが一番だと思っているので、そこを設定してやっていきたいなと思っています」と分析する。 どういった勝ち方をイメージしているか聞かれると「今回はいろんなルールの試合があっていろんな団体から選手が集まる大きな大会なんで、そこでSBのトップでやっている僕が見せなあかんことは、倒すことだけだと思うので、そこは徹底していろんなことやりつつ倒していきたいと思います」とKOを強調した。 そして海人が目指すのは、昨年8月に敗れたGLORYライト級王者ティジャニ・ベスタティへのリベンジ。ベスタティとの再戦に関して、緒形健一代表は記者会見で「来年の夏ぐらいまでにオランダで調整をしています」としていた。 そこに向けて海人は「再戦が仮に8月だとすると、そこまで試合をせずにタイトルマッチに集中するというのは難しく、僕としてはどんどん試合をしたいです。その間に試合をしていないと、やっぱり身体が鈍ってしまう部分はどんな選手にもあると思います。やらせてもらえるならSBの2025年の年間スケジュール通り、2月、4月、6月とやっていき、途中に他団体でもいい相手であればやっていきたいですね。試合をすることでも僕自身の強さをもっと上げていきたいと思います」と積極的に試合をこなしていきたいとする。 ベスタティに負けた時の自分から成長している部分を感じているかとの質問には「ずっと見ている方には分かると思いますが、明らかに以前とは違いますよね(笑)。今年2月に負けたペットモラコット戦以外は、いつ倒してもいいなと自分に余裕がある段階でKOができています」と海人。 続けて、「6月のアルマン・ハンバリアン戦はしっかり2R TKO勝ちできたし、8月のドラゴミール・ペトロフ戦に関してはすっきりしない終わり方でしたけど2R TKO勝ちでした。10月のキリア戦もKOしようと思ったら、できたと思います。いろいろ試したいことをやりすぎた結果、判定になってしまっただけなので、いつでもKOできたと思っています。12月に関してはビッグマッチなので、その試したいことをなくしてでもしっかり倒すというのをメインに考え、倒すことを優先にしてやっていきたいなと。倒すことは絶対条件であり、倒す倒さないで今後も変わってくると思うので、しっかり見せていきたいなと思います」と意気込みを語った。 <選手情報> 海人は戦績58勝(26KO)8敗1NCのSB世界スーパーウェルター級王者。SB以外にもRISEやKNOCK OUTの王座も保持している。今年4月には元ONEムエタイフェザー級王者のペットモラコットとSB世界王座を賭けて再戦し激闘の末に判定で勝利、リベンジ&防衛に成功した。10月の前戦では元GLORYライト級王者ダビッド・キリアにも判定で勝利している。 ビレットは戦績36戦29勝(4KO)6敗1分で、GLORYでは11戦5勝(1KO)5敗1敗。攻撃的なファイトスタイルで技も多才であり、海人にとっては厄介な相手といえるだろう。先日11月30日は地元フランスでWAKO世界ミドル級王座防衛を果たしたばかり。