【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】エキポケルンファルマが今大会区間3勝目ベラーデ大金星、ランダが3分20秒失う/第18ステージ
山岳賞 1 マルク・ソレル(スペイン/UAEチームエミレーツ)57 Pts 2 ジェイ・ヴァイン(オーストラリア/UAEチームエミレーツ)56 Pts 3 パブロ・カストリーリョ(スペイン/エキポケルンファルマ)37 Pts
ヤングライダー賞 1 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ)in 72h 52' 39'' 2 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 00' 07'' 3 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 34''
チーム総合順位 1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 217h 49' 31'' 2 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 44' 46'' 3 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)+ 1h 28' 40''
敢闘賞 18 マルク・ソレル(スペイン/UAEチームエミレーツ)
リタイア 168 レイン・タラマエ(エストニア/アンテルマルシェ・ワンティ) 87 コービン・ストロング(ニュージーランド/イスラエル・プレミアテック)
9月6日(金) 第19ステージ ログローニョ > アルト・デ・モンカルビリョ 173.2 km(丘陵/山頂フィニッシュ) 総合争いがひっくり返る可能性を秘めた3日間がはじまる とうとう2024年ブエルタ最後の週末がやってきた。山頂フィニッシュ2連戦と個人タイムトライアルとで、総合争いがひっくり返る可能性を秘めた3日間でもある。その1日目は、激坂フィニッシュ一本勝負。4年前に総合エースたちが殴り合いを繰り広げた、1級山岳モンカルビリョの登場だ! 昨季までのブエルタであれば、今区間を「平坦ステージだけれど山頂フィニッシュ」と呼んだに違いない。ステージの大半はほぼ平坦。たしかにスタートから約90kmは微妙に上り基調ではあるけれど、勾配的にはほんの0.6%程度でしかない。コース半ばに迫り出す3級山岳だって、勾配5%程度の易しい山だ。しかもその後しばらくは下り基調。ラスト15kmほどまでは、緩やかに谷間を進む。 ちなみに2020年大会8日目にも、ログローニョ発アルト・デ・モンカルビリョ着のステージが行われた。その時と全体的な地形はよく似ている。ただ途中に組み込まれたのは3級ではなく2級山岳だった。 また当時はプロトン内のすべての選手にとって初めてのモンカルビリョ登山だったが、4年後の今年はそうではない。例えば4年前の区間トップ10のうち6人が、今年もブエルタに参戦している。分かりやすく言えば「想像より遥かに難しかった」と唸ったログリッチが勝ち、カラパスがマイヨ・ロホを守り、クスが驚異的なアシスト能力を見せつけた。 その1級モンカルビリョは、登坂距離8.6km、平均勾配8.9%。比較的簡単なのは序盤1kmだけ。途中で3kmにわたり二桁勾配も続く。4年前はここでアタックの応酬が勃発した。しかもその先、フィニッシュライン手前ギリギリまで、10%弱の難勾配は延々と終わらないのだ。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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