「チームを超えるのを最後の恩返しに」箱根駅伝で激走を繰り広げた駒澤大学の卒部式で受け継ぐタスキ
駒澤大学陸上競技部の卒部式が23日行われました。 出雲駅伝、全日本大学駅伝と総合優勝し、史上初となる2年連続の学生駅伝「三冠」をめざした駒澤大学。第100回大会の箱根駅伝では青山学院大に約6分の遅れの総合2位で終えましたが、史上最強のチームと謳われていました。 【動画】箱根駅伝で好走した駒澤大学陸上競技部の卒部式 最後に1人ずつ言葉を残す卒業生たち。中には笑いが起こる場面も。22年の箱根駅伝で1区、区間2位の好走をみせた唐澤拓海選手は「2年時に箱根走って、3年時には家に帰って怒られてすいませんでした。こんな自分がやったことで笑ってくれる環境があったので今日まで続けてこられた」と会場に爆笑が起こります。 また、主将として箱根駅伝で2区を1時間06分20秒で区間2位の走りを見せ、チームを引っ張ってきた鈴木芽吹選手は「最後負けてしまって本当に悔しい気持ちを持って卒業になるが4年生は一生懸命やってきた。後輩のみんなには少しでも生かしてほしい」と熱い思いを伝えます。1年生には「はたから見たらあたりまえのように勝ってるようなチームに思われるがその裏にはいろんな努力をして結果を出してるので先輩に教えてもらいながら努力してほしい」とアドバイスしました。 鈴木選手から主将のタスキを受け継いだ篠原倖太朗選手。「チームのために1人1人が勝利に向かって取り組んでいる姿はお手本でした。史上最強のチームを超えるのを最後の恩返しとして1年間取り組んでいきます」と力強く宣言しました。 卒業生に対し大八木弘明総監督は「本当に4年間ご苦労様。これからは自分が決めた新しい第2章。実業団で走るもの、一般就職して社会でやるもの、これからが本当の戦いです」と話しました。