40代「名家出身」男性の思わぬ実情…「年収3000万円」でも婚活がうまくいかない「意外な理由」
結婚相談所には、実にいろいろな人が入会をします。現在はマッチングアプリはあるものの、結婚相談所には独自のサービスがあり、結婚に至るまでの手厚いサービスがあります。そのため結婚相談所の入会者数は年々増えているそう。ということは、相手も探しやすいのではないか? と思うのですが、思うように婚活が進まない人もいるそう。 【マンガ】3500万の住宅ローン組んだ「年収700万夫婦」が見た「地獄」 結婚カウンセラーとしてこれまでに3万人以上の相談をうけてきた、結婚相談所インフィニ 青山結婚予備校 代表の佐竹悦子さんに実例をお聞きしました。 前回記事:<「結婚カウンセラー歴25年」の「婚活のプロ」が教える「婚活を成功に導く5つのポイント」>
年収は3000万円!地方に住んでいる40代前半の男性
佐竹さんが経営する結婚相談所に、地方に住む40代前半の鈴木昭雄さん(仮名)が入会をしました。その人の年収は、なんと3000万円。会社を経営している上に、広い土地を持っているので農業や権利収入があるためこれだけの高収入になっています。 鈴木さんの家はその地域で100年以上続く名家。鈴木さんは後継でもあるので、結婚をしてもその家を出ることは考えていません。つまり結婚相手がその家にお嫁にくるということになります。 年収が3000万円もあればすぐに結婚相手が見つかってもおかしくはないと思うのですが、40歳を超えても独身。当然過去に付き合った女性もいますが、結婚には至らずです。鈴木さんにも年齢的な焦りがあり、佐竹さんの結婚相談所に入会をしたそうです。
年収が高くても結婚できない理由:地方の名家というブランド
鈴木さんの年収が3000万円と聞いても、女性が結婚を希望しない理由の1つは地方に住んでいるということ。佐竹さんが経営する結婚相談所は東京にあるので、会員さんも東京やその近辺の県の人が多くなります。そうなると、地方にお嫁にいくというイメージがつきにくいのです。 地方での生活、特に名家となればしきたりなどもありそう、姑問題も勃発!? と考えてしまうので、結婚生活が厳しいものになるのではないかと思ってしまいます。 またこれだけの名家になると子どもを産むことが義務のように感じる女性もいます。子どもを望み、実際に子どもを持とうと考えていても、それが義務となれば話は別です。実際はそんなことはないとしても、自由に育ってきた女性にとっては、ハードルが高い家になってしまうのだそう。 佐竹さんの結婚相談所には地方に住む会員さんもいます。地方で育った人ならば、地方の風習や文化も理解しやすい場合もあります。鈴木さんにマッチする相手は、地域性などを考慮しつつ探すことになるとのこと。