成長するための第一歩「できていないこと」を受け入れ、不足を認識するのが重要な理由【ビジネス最前線】
「不足」を認識し「行動変化」を当たり前に行える組織へ
当たり前に不足を認識し、行動変化を出来る組織を作るためには「仕組み」とその仕組みの「運用」が必要になります。 ◆必要な仕組み1:四半期スパンの役割定義と評価の仕組み 不足を認識する為には前提として役割定義(一般的な言葉で言うと数値目標の設定)が必要になります。目標が設定されてない状態では不足を認識する事が出来ず、行動変化(改善)のしようがありません。会社の目標(中期経営計画)→部の目標→課の目標→個人の目標と言う要領で全社目標から各個人の目標に分解し、出来れば四半期スパン(短すぎるようであれば半年スパン)で役割定義を設定しましょう。 そして、その役割定義の達成度合いを四半期スパンで「評価」し達成率を明確化します。 その達成度合いを「査定・報酬」と連動させる評価制度があれば、より目標達成の可能性が高まる組織になっていきます。 ◆必要な仕組み2:週1スパンの成長管理の仕組み 上記1を構築されている組織でもありがちなのが、四半期や半年スパンの役割定義(目標)を設定して、そのあと放置にしてしまうことです。感覚値ですが、1~2割のハイパフォーマーは目標設定するだけで自力で達成できますが、残りの8~9割はそうはいきません。 その目標に対する1週間スパンの管理が必要です。目標に対する不足-未達理由-行動変化-来週の約束、これらを「週報」という仕組みで部下から管理者に報告がなされ、1週間スパンで常に改善が繰り返される状態を推奨しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 不足と聞くとネガティブなイメージをお持ちになる方も多かったと思いますが、不足は成長のための必須要素でありツールです。そして、その不足を明確にするためには、目標の設定と管理の仕組みが必要になります。ご覧いただき自社の組織に「不足」をお感じなられたようであればぜひ明日からの「行動変化」に繋げていただけたら幸いです。
サライ.jp