なぜ「お茶でロウリュ」を!? レアなサウナが体験できる鎌倉のホテル「KAMAKURA HOTEL」が人気の理由
●鎌倉と和をテーマにするホテルに茶室のようなサウナが!
ここ数年、若い女性も巻き込んで「サウナブーム」が異様な盛り上がりをみせています。 【画像】「えっ」これが茶室風のサウナが楽しめる「お茶ロウリュ」です(7枚) その火付け役となったのは、コロナ禍で再注目されたといわれるセルフ「ロウリュ」でしょう。 「ロウリュ」はストーブ上で温めたサウナストーンに水をかけることで、室内に蒸気を立ち昇らせます。これはサウナの本場フィンランドでは一般的な方法といわれています。 ロウリュのサウナは、日本で主流だったドライサウナと比べると室温が低く湿気が多いのでより入りやすいのが特徴です。また、サウナでしっかり温まってから水風呂に入ることで、体が「ととのう」快感が得られることも人気の秘密のようです。
そんななか、神奈川県鎌倉市で一風変わったロウリュサウナが話題になっています。 水の代わりに、「お茶」を使って蒸気を発生させるというのです。 最近ではアロマオイルを加えた水をかけるロウリュも流行っていますが、お茶をかけるというのはあまりみかけません。 このお茶ロウリュとは、いったいどのようなものでしょうか。 話題のサウナを提供しているのは、鎌倉駅のそばに立地するホテル「KAMAKURA HOTEL」です。 客室を全15室に絞り、日本の伝統と現代を織り交ぜたホテルとして、サービスには特別なこだわりがあるといいます。 サービスについて、「KAMAKURA HOTEL」の担当者は次のように話します。 「地元に根付いたホテル運営を目指しており、朝食食材や、お茶菓子、お香など鎌倉の商品に拘り、厳選してご用意をしております」 運営のテーマには「FEEL JAPAN」「FEEL LOCAL」「FEEL FOUR SEASONS」を掲げ、館内のいたるところで鎌倉らしさが表現されています。 たとえば、客室は和の要素を取り入れたシンプルかつモダンなしつらえです。また、全室に、ホテル専用に作られた湯呑みも設置されています。 朝食にはおむすびと漬物、お味噌汁が提供され、バーでは日本酒や鎌倉食材のおしんこやピクルスが楽しめるなど、食の面でも鎌倉が味わえます。 そして、話題のサウナにもテーマが反映されています。 ホテルは「お茶」にも力を入れていますが、サウナは茶室をイメージしたものなのです。 利用できるのは宿泊者だけであり、完全貸切制です。そのため、まるでプライベートな茶室のような空間でサウナが体験できます。 ロウリュに使うのは、サウナのために選び抜いた緑茶です。その香ばしい香りは茶室サウナ全体に広がり、五感を使って温まれるようです。 また、サウナの後にもお茶が用意されており、煎茶や玉露、ほうじ茶を飲みながら「ととのう」ことができます。 いつもと違う香りでリフレッシュできるサウナは、やはり珍しさから多くの人に好評といいます。