30年変わらぬ体育館での雑魚寝「劣悪環境」の避難所が生む関連死 自治体任せから脱却を 備えあれ⑤避難力
榛沢も「災害省庁主導のもとで備蓄なども進めるべきだ」とし、政府の動きを見守る。ただ、「阪神大震災から30年たっても、体育館で雑魚寝する避難所の形が続く。(避難所運営を規定する)災害救助法が変わらなければ、大きくは変わらない」とも指摘した。
災害大国として備えるべき「力」は、まだ十分とは言い難い状況だ。(敬称略)=おわり
この連載は藤谷茂樹、土屋宏剛、小川恵理子、弓場珠希、秋山紀浩が担当しました。