日向坂46が宮崎県で「ひなたフェス2024」を開催、東京ドーム公演開催もサプライズ発表
みんなで日向坂を盛り上げていくんだって気持ちを大切に
ここで会場のファンが一体になったウェーブを成功させ、ファンへの思いを歌った楽曲『HEY!OHISAMA!』を宮崎バージョンで披露。「OHISAMA」の部分を「MIYAZAKI」に代えて、ファンとコール&レスポンスを繰り広げた。さらに宮崎弁で「すごく」という意味の「てげー」を交えて、佐々木久美が「全員でてげー盛り上がっていくぞ!」とファンをアオり、グループの代表曲『誰よりも高く跳べ!2020』をパフォーマンス。会場が一体となって大ジャンプしライブ本編を終えた。 アンコールでは、9月18日に発売となる12thシングル『絶対的第六感』を歌う。今回のライブでパフォーマンス初披露となった楽曲で、ともに四期生の正源司陽子と藤嶌果歩がWセンターを務めている。ジャージテイストの衣装を身にまとったメンバーたちが、ラテン風のダンサブルなビートに乗って踊った。 曲終わりで、12thシングルの表題曲選抜メンバー以外で構成された「ひなた坂46(ひらがなひなた)」のメンバーが登場。彼女たちの楽曲『君を覚えてない』でセンターを務める宮地すみれが、「日向坂の選抜メンバーに負けないくらい、ここにいるみんなで日向坂を盛り上げていくんだって気持ちを大切に」と語った。また、10月23日(水)、24日(木)に横浜アリーナで行われるひなた坂46のライブをアピールした。 そして先程『絶対的第六感』を披露したばかりの選抜メンバーが登場。正源司陽子は、「こんな宮崎という素敵な場所でみなさまの前で披露させていただくことがほんとに幸せ」と感想を伝えた。藤嶌果歩は「おひさまの皆さんと一緒に、この曲をもっともっと成長させていけたら」と抱負を語った。最後に、ライブには欠かせない『JOYFUL LOVE』を全員で歌唱。ファンの作るサイリウムの虹に包まれて歌った。
ライブ最後の特別なサプライズ発表
ここでライブ終了かと思いきや、この日は大きなサプライズが用意されていた。VTRで11月から全国ツアーがスタートすることと、12月25日(水)、26日(木)に行われるファイナル公演を東京ドームで行うことが発表された。2021年以来、同地での公演を行っていないグループにとって、再びドームのステージに立つことは悲願だった。特にこの1年は、「もう一度、東京ドームに」を合言葉に活動してきた。キャプテンの佐々木久美がグループを代表してマイクを取る。 「全国ツアー、そしてファイナル東京ドーム、決定しましたー!(歓声)。初めて東京ドームでやらせていただいたときは(コロナ禍のため)声も出せない状況だったので、完全に皆さんに楽しんでいただける状態での東京ドームは今回が初となります。そしてずっとずっと私達は、宮崎、ひなたフェスの成功、そして東京ドームでできたらというのを夢にしていたので、12月、その夢が叶うと思うととっても嬉しいです。みなさんありがとうございます。 今回ひなたフェスというのが、宮崎という場所でライブをやらせていただく、フェスをやらせていただく、ほんとに私達にとってもすごく大きな挑戦で。不安も少なからずあったんですけど。ほんとに日向坂のためにと、ご協力してくださった方がたくさんいて。そしておひさまも、日向坂が宮崎でフェスをやるならと来てくださって。こんなに愛を感じたのはこのひなたフェスがあったおかげだなと思います。 今回みなさんのたっくさんの愛に応えられるようにとフェスやってきましたが、ここで終わりではなくこの宮崎の地から始まって東京ドームへ、日向坂46、行きたいと思います!(歓声)。皆さん来てくれますかー!(歓声)。ありがとうございます。 みんないろんな気持ちがある中で活動してきたんですけど、この私達と皆さんで繋がってる愛が消えることは絶対にないと思うので、その愛を信じて突き進みたいと思います。そして最後にもう一曲歌いたいと思うんですけど。もちろん約束の彼の地という意味もありますが、ここに、この宮崎という場所にたどり着けたのもおひさまの皆さんのおかげです。その思いを込めてみんなで歌いましょう。約束の卵!」 そして、東京ドームへの思いを歌った楽曲『約束の卵2020』を合唱。久美の「おひさま、大好きー!」の言葉とともに、盛大な花火が上がり、2日間に渡る「ひなたフェス2024」を締めくくった。 このイベントに先駆けて、日向坂46は宮崎県の魅力を発信する「みやざき大使」にも任命された。今回のようにアイドルグループが地元とタッグを組んで大規模なフェスを行うのは、前代未聞の試み。このイベントを成功に導いた日向坂46と地元は、音楽業界全体にとっても重要な一歩を残したと言えるだろう。新しい挑戦をやめない日向坂46には、今後も要注目だ。