バブル期に各自治体へ1億円…「ふるさと創生」とは一体何だったのか 小学校に作った“巨大電飾看板”のその後
河口さんの呼びかけで、のべ1000人が制作に参加し、当初は想定していなかった「世界一」の焼き物ができあがった。完成後も、ボランティアが掃除をしたり、花を植えるなど手入れを欠かさない。 その後もさらに「世界一」を求めて、1999年には高さ5.4メートルの「世界一の茶つぼ」が完成。およそ1年の月日をかけ、のべ1万2000人が製作に参加した。
2024年の秋には、世界で一番参加者が多い、特産の豚肉「ボーノポーク」の試食会を開く計画で「こま犬」が地域の絆を深めてきた。
「ふるさと創生」とは一体何だったのか。地域の問題に詳しい愛知東邦大学の宮本佳範教授は、評価できる一面もあるという。 愛知東邦大学の宮本佳範教授: 「あの政策は面白い政策だと思っています。批判的に語られることが多いと思うんですけど国が1億円ポンと出すよ、使い道に対して国は制限しませんよ。住民たちが地域の魅力を考え直すきっかけとしては非常に大きな起爆剤になったかなと思います」 2024年4月15日放送