20歳!新たなスタート 夢に向かって一歩ずつ 長崎・島原で「集い」
長崎県内4市4町で3日にかけ、20歳の節目の記念式典があり、はかまや晴れ着に身を包んだ若者の前途を祝福した。正月で全国各地から帰省した出席者も多く、友人らと再会し喜びを分かち合う姿も見られた。 島原市では3日、城内1丁目の島原文化会館で「故郷(ふるさと)しまばら二十歳の集い」(同実行委主催)があった。国史跡指定が昨年答申された近くの島原城跡を背景に、記念撮影をするグループの姿も見られた。 同市の対象者395人(男198、女197)のうち、288人が出席。 実行委員長を務めた同市しまばら観光課事務員の岸田広人さん(19)は、昨年の島原城築城400年記念事業で担当した大たいまつイベントを「悩み考えたが、行動した後に結果がついてきた」と振り返った上で、「思うだけでは夢は現実にならない。一歩ずつ踏み出し、仲間と共に苦悩や苦難も乗り越えていこう」と呼びかけた。 古川隆三郎市長は、祝辞で同会館敷地も島原城跡に含まれていることに触れ「国の宝物となるこの地で二十歳の集いが行われている。みなさんの夢や希望が、島原の湧水のようにこんこんと湧き続けるよう、エールを送りたい」と述べた。