解体中のビルで足場倒壊 不安を感じる住民も…「危ない」 千葉市
日テレNEWS NNN
歩道に広く散らばっている大量のがれき。20日夜、千葉市で3階建てのビルの解体現場で、足場が突然、倒壊しました。前日の19日も深夜に解体工事が行われていて、倒れないか不安を感じる住民もいたといいます。 ◇ 20日午後7時すぎ、千葉市では、歩道をふさぐように、がれきが散乱していました。
撮影者 「えー人いないの? やば。とんでもねえわ、これは」 別の映像では、ビルのまわりに大量の土煙が発生。『news zero』が現場に向かうと… 記者(20日午後9時すぎ) 「千葉市の倒壊があった現場にきています。建物を見てみると、上からコンクリートが下に崩れてきている状況で、下を見ると、がれきがあたりに散らばっている状況がみられます」 現場では、消防や警察がライトを照らしながら捜索する様子や、がれきの中には鉄筋のようなものがむき出しに。
歩行者からの通報 「足場が崩れて歩道に散乱している」 警察などによると、20日午後7時すぎ、解体工事中だったビルの外壁などが倒壊したといいます。 現場となったのは、千葉駅から900メートルほどのビル。鉄筋コンクリート造の3階建てだったビルは、一変。1階にある店舗は形が残っているものの、外壁は崩れ落ちていました。 撮影者 「爆発音のような音が聞こえて煙が上がったので、見に行ったら崩れていた。怖いと思いました。1分でも違ったら、僕らきっと潰れていましたよね」 近所の人 「すぐ隣にいて3回くらいに分けて、ガラーンて大きい音が聞こえて」 「倒れる前からグラグラ聞こえて、ドカンと倒れてきた」 近くに住む人も「部屋の窓を閉めていても大きな音が聞こえた」といいます。 近隣住民 「雷が落ちるような音。ガラガラガッシャーンて感じ。割と長いこと10秒以上」 近所の人によると、倒壊した建物は築50年以上だというビル。
19日午前0時ごろとみられる、解体工事の様子を撮影した映像には「すごい音だね、うわあ」という声も。近所の人は、この工事に恐怖を感じることもあったと話します。 近所の人 「壁みたいなのが倒れてきた。そこからずっと危ないなって。1週間前くらい」 現在、ケガ人や逃げ遅れた人などの情報は入っていないとみられています。解体工事が行われていたビルとその足場が、なんらかの理由で倒壊したということで警察は、詳しい原因などについて調査中だということです。 (9月20日放送『news zero』より)