【レクサス再考】デビューから3年を経過しても3万円しか値上げされないイケてるレクサスES300hってお買い得かも!?
車重やクルマの使い方も違うので一概に比較できませんが、クルマ趣味の視点に立てば興味深い相違点かもしれません。
さて、本命のES300hです。今回は全行程の約7割(高速道路)を大人4名乗車で走ってみました。初めに申し上げておくと取材中の移動でこの距離になったのですが、途中10km以上の大渋滞&日没で証拠写真が撮れませんでした。
さらに冒頭触れておくと気になる燃費はトータルで18.4km/lを記録(レギュラーガソリン仕様)。リアルにはカタログ上のWLTP市街地モード18.1km/lより少しいいデータとなっています。
ES300hは全長5mクラスの日本では大型セダンの部類ですが、その走りは思いのほか軽快でフットワークの良さを感じます。フラッグシップセダンのLSのような重量級の懐の深さは感じませんが、そこがESのキャラクターなのでしょう。このフィールに近い他車をと考えていたら初期物のVWアルテオンを思い出してしまいました。
バージョンLと標準車のドライブモードは3段階(Fスポーツは5段階)。エコ、ノーマル、スポーツと切り替え可能です。サスペンション形式はフロントにストラット、リアにダブルウィッシュボーンを採用。ダンパー構造がちょっと凝っていてズウィングバルブショックアブソーバーといいますが、極微低速域まで精緻に減衰するので低速でも不快感なく、高速域も不安感がありません。
「ダンパーがめっちゃ動いてるな~」とは感じませんが、結構引き締めてあると思われるのに低速から高速まで気持ちよく走れます。ドライブモードも個人的にはノーマルで十分であり、むしろ乗り手のアクセルの入れ方ひとつで走りの質が変わると思いました。それでもドライブモードをスポーツに切り替えるのはメーター表示が変わるのが見たいから……ですかね(笑)。
「2.5Lハイブリッドってこんなにスポーティだっけ?」というのが今回の印象です。さて、実際に買うならどのモデルにしましょうか? 自動車趣味の視点で考察してみます。