【レクサス再考】デビューから3年を経過しても3万円しか値上げされないイケてるレクサスES300hってお買い得かも!?
小僧には似合わない。イケオジはいまこそ王道の渋めセダンを乗り倒せ
レクサスセダンの中核を担うレクサスESにあらためて試乗してみました。現行型は2021年8月26日にデビュー。翌2022年7月28日に予防安全技術の機能拡充とマルチメディアシステムをアップデート。同時にバージョンLをベースとした特別仕様車“Graceful Escort”を追加設定……というタイムラインなので、最近ESがメディアに登場する機会がないのです。 この記事の他の画像を見る
レクサスESのラインナップはいたってシンプル。北米仕様のようなエンジン車の設定はなく、選択肢は「ES300h」しかありません。パワートレインは2.5L直4ハイブリッドの2WD(FF)のみ。グレード構成は、標準車、Fスポーツ、バージョンLと前出の特別仕様車を含めた4モデル。愛車選びで迷う要素は少なめです。
というワケでレクサスに確認すると、現状用意するPRカーはバージョンLのみ。早速お借りして2泊3日約450kmほど走ってみました。
はじめに車両の概要をサクッとおさらいしましょう。ボディサイズは全長4975×全幅1865×全高1445mmでホイールベースが2870㎜です。何かと比較されるトヨタブランドのカムリ(国内終売)よりホイールベースが45mmも長かったりします。
ちなみに搭載される2.5L直4のハイブリッドパワートレインは、同じレクサスのRX350hにも採用されエンジン形式そのものはA25A-FXS型と同じですが出力が異なり、また、組み合わされるモーターとバッテリーも異なります。
念のため記載すると、ES300hのエンジンは最高出力131kW(178ps)/5700rpm、最大トルク221Nm/3600-5200rpmであり、モーターは3NMで最高出力88kW(120ps)、最大トルク202NMを発生。駆動用バッテリーはリチウムイオンを採用します。
一方、RX350hのエンジンは同形式ながら、最高出力140kW(190ps)/6000rpm、最大トルク243Nm/4300-4500rpmとチューニングが異なります。またモーターは5NMで最高出力134kW(182ps)、最大トルク270Nmを発生し、駆動用バッテリーにはニッケル水素を採用します。