【陸上】諸田実咲が4m41の大会新V!パリ五輪へ前進も「4m50を跳びたかった」/日本選手権
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)2日目 2024年日本選手権の種目別優勝者をチェック! パリ五輪選考会を兼ねた日本選手権の2日目が行われ、女子棒高跳は諸田実咲(アットホーム)が4m41の大会新記録で優勝した。 4m48の日本記録を持ち、ワールドランキング(Road to Paris)でパリ五輪の出場権獲得圏内にいる諸田。4m00からスタートすると、4m10、20と1回でクリアして連覇を決めた。続く4m30を2回目で跳ぶと、大会新となる4m41は1回で成功。前日本記録保持者の我孫子智美が2012年に作った大会記録は、当時の日本記録でロンドン五輪B標準突破。世界への“一歩”となる記録でもある。 ただ、諸田「100%喜べる結果ではない。最低限の結果。4m50を跳びたかった」と、日本新への挑戦は3回失敗に終わり悔しさを見せた。 今季はハイアベレージだったが、「ベースが上がっていますが、最近はポールを巻き込んで反発をもらえていない」と言う。逆を言えば、「それができれば絶対に跳べる」と手応えもつかんでいる。 自力でパリ五輪の“確定権内”には4m50を跳びたかったところだが、これで吉報を待つだけ。もしパリ五輪への出場が決まれば「せっかくの夢舞台なので楽しんで、自己ベストを跳びたい」と目を輝かせていた。
月陸編集部