墜落したアゼルバイジャン航空機のフライトレコーダーをブラジルで解析へ “第3国”の調査で「客観性」担保する狙いか
カザフスタンで起きたアゼルバイジャン航空の旅客機の墜落をめぐり、ロシアによる攻撃を受けて墜落したとの批判が強まるなか第3国のブラジルでフライトレコーダーなどが解析されることがわかりました。 カザフスタンで25日に38人が死亡したアゼルバイジャン航空の旅客機の墜落をめぐり、ブラジル空軍の「航空事故調査予防センター」が原因究明に協力し、31日に届く予定のフライトレコーダーやボイスレコーダーを解析することがわかりました。 これはカザフスタンの要請に応じたものでセンターはカザフスタン、アゼルバイジャン、ロシアからそれぞれ3人ずつの調査官を受け入れ、全員がデータの解析過程を見守るとしています。 墜落をめぐっては、アゼルバイジャンのアリエフ大統領が「ロシアに撃墜されたのは明白だ」「事実を否定し、隠蔽しようとした」などとロシアを強く非難しています。 墜落した機体はブラジルの「エンブラエル社」が製造していますが、いわば「第3国」で調査をすることにより、客観性を担保する狙いがあるとみられます。 解析が終わり次第、抽出されたデータはカザフスタンの事故調査当局に送られる予定です。
フジテレビ,国際取材部