ホンダ シビック1200RS(昭和49/1974年10月発売・SB1型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト086】
EPISODE<ホンダの小型乗用車第2弾>
ホンダの小型乗用車市場進出の第2弾がシビックである。当時の大衆車市場はFRの20カローラと210サニーが鎬を削る状態だったが、シビックはFFレイアウトによる圧倒的に広い室内と、3.5mしかない短い全長がもたらすキビキビした運動性能で独自のユーザーを開拓した。FF2ボックス車の先駆的な役割を果たした。
ON THE CIRCUIT
モーターマガジン誌:昭和50(1975)年1月号でシビックRSとチェリーGX、レオーネRXを筑波サーキットで比較。「RSのエンジンの吹け上がりは小気味良く、加速レスポンスはなかなかのもの。コーナーではデリケートな操作が要求されるものの3車の中では一番速い1分23秒33のラップタイムを叩き出した」とある。
ホンダ シビック1200RS(SB1型)諸元
●全長×全幅×全高:3650×1505×1320mm ●ホイールベース:2200mm ●車両重量:705kg(3ドア) ●エンジン型式・種類:EB1型・直4SOHC ●排気量:1169cc ●最高出力:76ps/6000rpm ●最大トルク:10.3kgm/4000rpm ●トランスミッション:5速MT ●タイヤサイズ:155SR13 ●新車価格:76万5000円
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