[売り上げ絶不調車]の汚名返上!! 先代の失敗を見事リカバリーしたクルマたち
■番外編~しばしの休息から華麗なる復活「トヨタ シエンタ(初代)」
トヨタの5ナンバーサイズミニバン・シエンタが発売されたのは2003年。 この初代シエンタは3列シートで7人乗車が可能などの使い勝手の良さが好評で、決して失敗作ではなかったが、2010年8月に事実上の後継車であるパッソセッテに道を譲るかたちで生産が終了された。 しかしこのパッソセッテの売り上げが思わしくなく、2011年5月にまさかの販売再開になり、結局2015年まで通算12年も生産されるロングセラーになった。 その勢いで2015年にはフルモデルチェンジが行われ、この2代目も好調なセールスを記録。現在は2022年登場の3代目が元気に走っている。 シエンタに関しては自身ではなく後継車種の失敗をリカバリーしたわけだが、少々珍しい経緯なので紹介させてもらった。 自動車メーカーも失敗モデルと作ろうと思って作るわけではないが、狙いが外れることも意外に多い。 そしてそんな失敗から名誉挽回できるかどうかでメーカーの底力を知ることができる。