バイデン米大統領、次男ハンター氏に恩赦 退任前に方針一転
[ワシントン 1日 ロイター] - バイデン米大統領は1日、銃の不法購入・所持で有罪評決を受け、税務府不正で罪を認めた次男ハンター氏に恩赦を与えたと発表した。 声明で「本日、息子ハンターの恩赦に署名した」と明らかにした。「就任以降、私は司法省の意思決定に干渉しないと表明し、息子が選択的、そして不当に起訴されるのを目にしながらも、その約束を守った」とした上で、「父親として、大統領としてこの決定に至った理由を米国民が理解してくれることを願う」と述べた。 ホワイトハウスはバイデン大統領がハンター氏に恩赦を与える可能性を繰り返し否定していた。 バイデン氏は「分別のある人が事件の事実を見れば、ハンターが標的にされたのは私の息子だからという以外の結論には達しないだろう」とし、政敵がハンター氏を標的にすることで「私に圧力をかけようとした」と主張した。 ハンター氏は有罪評決を受けた銃の不法購入・所持に関する裁判で今月4日、罪を認めた税務不正については同16日に量刑言い渡しが予定されていた。