昨年より1日遅く近畿で「木枯らし1号」堺ではバラ揺れる
昨年より1日遅く近畿で「木枯らし1号」堺ではバラ揺れる 報告:岡本ゆか 編集・音楽:柳曽文隆 THEPAGE大阪
大阪管区気象台は30日、近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表した。大阪府内では各地で気温が低くなっており、街ではコート姿で出勤する人の姿も見かけた。また、東京地方でも木枯らし1号が吹いたと発表されている。 【動画と拡大写真】東京で「木枯らし1号」、昨年よりも10日早く
大阪管区気象台の気象防災部予報課によると、同日午後2時までに大阪市内では最大瞬間風速が14メートルを観測。滋賀県彦根市では午前7時5分に22.9メートル、神戸市では午前4時1分に20.7メートルを観測したという。 気温の方も、大阪市内では最高気温が午前0時台に観測した17.8度となっており、同日午後2時台は15度と低くなっている。 大阪府堺市の浜寺公園では、昨日の台風22号の影響からか木の枝が落ちている光景も多くみられた。しかし、バラ庭園では花が咲き始めており、公園関係者は「今は5分咲きくらいですかね」と話しながら手入れを行う。
バラの写真を撮っていた堺市の40代の女性は「先週の台風(21号)の時は、公園の中も冠水してスゴイことになってたけど、花が咲いてくれるのはうれしいですね」と話したが、木枯らし1号が吹いたことを伝えると「もう吹いたの? 今月初めは夏みたいに暑かったのに、そら寒いわ」と驚いた表情で話していた。 同気象台によると、あす31日の近畿地方は高気圧に覆われて晴れるが、午前中は寒気の影響で北部を中心に曇る予報だという。また、予想最高気温は大阪府で18度となっている。